2018年03月08日
小学生問題が出来なかった、思考過程に原因が
小学生向け教育テレビで、このようなものがありました。
角砂糖でも良いし、もっと大きい各辺が同じ長さの立方体と厚紙を用意します。
そして厚紙にその立方体より少し大きい角穴を、カッターで切り抜きます。
立方体がこの穴にスカスカ通ることを確認します。
次に厚紙を机から少し浮かせるように置いて
立方体がストンと穴から落ちるようなすき間を作ります。
準備できたら立方体を穴から5cm位のところに真っ直ぐに置き、
定規の先で穴の方にゆっくり押して行きます。
さてこの後どうなるでしょうかが問題でした。
穴から落ちる、落ちない、のどちらかしかありませんが、
正解は「落ちない」です。
理由は分かりますか? 分かった人はすごい。
私は単純に「落ちる」と思いました。
実際やってみると、立方体が穴の半分まで来るとバランスを壊して倒れ、
斜めになって通ることが出来ませんでした。
こうなると、はまりこんでしまって押しても動きません。
小学生の殆どが「落ちる」と答えるそうです。
間違った答をしてしまう原因は、
最初と最後のことしか考えず、途中がどうなるかを考えないからだそうです。
では今度はこのことも考えに入れて、
穴からストンと落すにはどうしたら良いでしょうか。
消しゴムをどこかに置いて下さい。
実際、気持ちよくストンと落ちました。
消しゴムはどこに置いたら良いでしょうか。
答えは、押す側と反対の穴の端に置く、です。
こうすると倒れても大きく傾きませんので穴からきれいに落ちます。
「最初と最後だけでなく、必ず途中のこともしっかり考えましょうね」
で終わりましたが、まったくその通りでした。
勉強になりました。
posted by ふうちゃん本舗 at 09:06| 店主敬白