うどん発祥の地の石碑(左)と饅頭所の石碑(右)
うどんとかそばは古い昔からあった食べ物ですが、
なぜ博多が「発祥の地」と言われるのでしょう。
それは鎌倉時代に博多の僧侶、聖一国師が大陸から製粉技術を持ち帰ったことによります。
それまでは日本の製粉技術では生産量が少なく、
限られた人しか食べることが出来ませんでした。
それを大陸の最先端製粉技術で大量生産が可能になったのです。
これからうどん、そばが庶民の食べ物となりました。
饅頭については聖一国師が博多の町を托鉢していたところ、
お茶屋の主人が中国で学んだ蒸し饅頭を紹介したことが始まりといわれています。
そしてこの製粉技術と相まって簡単に饅頭も出来るようになりました。
当時は博多港が大陸への貿易を一手に引き受けていたので、
大陸文化は博多を通じて日本の中へ広がって行きました。
こんな異文化を取り入れるというDNAは今も博多の街に引き継がれていると思います。
博多駅の近く、聖一国師が開いた承天寺には
「うどん、そば発祥の地」の石碑があります。
それと、横には「御饅頭所」の看板石碑もあります
(聖一国師が書いた御饅頭所の看板原版は東京の「虎屋」がお持ちです)。
posted by ふうちゃん本舗 at 09:51|
店主敬白